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2戦2発!清宮の夏が来た 驚異のペースで50号王手

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 ◇練習試合 早実7―5九州学院、早実4―3桐光学園(2016年6月12日 王貞治記念グラウンド)

 夏へ死角なし!早実(西東京)の清宮幸太郎内野手(2年)が12日、東京都八王子市の王貞治記念グラウンドで九州学院(熊本)、桐光学園(神奈川)と練習試合を行った。いずれも「3番・一塁」で出場し、2試合連続で決勝本塁打を放つなど計6打数5安打7打点と爆発。高校通算本塁打を49本まで伸ばし、早くも50号に王手をかけた。2年連続の夏の甲子園出場をかけた来月2日開幕の西東京大会に向け、清宮は準備万端だ。

 怪物スラッガーが2年目の夏に向けて臨戦態勢に入った。2試合目の桐光学園戦。3―3の7回1死から清宮の打球は右翼席に張られた高さ約20メートルの防球ネット上部に直撃した。「よっしゃー!」。高校通算49号となる推定130メートルの特大弾に甲高い声を響かせた。

 1試合目の九州学院戦から清宮の独り舞台だった。5―5の6回2死二塁。直球を振り抜いた打球は低い弾道でグングン伸びる。右翼席の防球ネットを揺らし、通算48号の決勝2ラン。「完璧っちゃ、完璧でしたね」。2回にも中堅フェンス直撃の2点二塁打を放つなど4打数3安打4打点。2打数2安打3打点の桐光学園戦と合わせて、甲子園出場経験がある強豪校相手に計6打数5安打7打点と打ちまくった。

 西東京大会を約3週間後に控え、フォームも固まった。冬場に自身の1年時の打撃映像を動画投稿サイト「YouTube」で何度も見返して気付いた。「打っている時と打ってない時でバラバラ。足を上げた時に凄い不安定」。高く上げていた右足をすり足気味に変え「ゆっくりタイミングを取るようにしてしっくりきた。確実性が上がった」とフォーム修正が奏功している。

 歴代の強打者をはるかにしのぐペースで本塁打を量産している。高校通算87本塁打の日本ハム・中田翔は大阪桐蔭2年夏の大阪大会開幕前で41発。2年夏終了時でも47発だったが、これをすでに上回った。昨年は1年間で22発も、今年は早くも27発。50号に王手をかけ、目標の80本塁打は濃厚と言えるハイペースだ。

 今春の東京都大会では中堅に就いたが、和泉実監督は「福本がセンター、清宮をファーストに戻した方がチームとして安定感がある」とし、今夏の西東京大会では昨年と同じ「3番・一塁」で臨むことが確実となった。昨年は6試合で0本塁打ながら20打数10安打の打率・500、10打点。「去年より打って貢献したい。上回らなきゃ駄目」。進化を誓った主砲がノーシードからはい上がり、4強入りした昨夏に続く甲子園へ導く。

my message
清宮はどんなプロ野球選手になるのか?期待しているぞ。
今から清宮に期待するのはちょっと気が早いと思いますがここまで打ちまくるとやはり、ドラフトが気になりますね
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