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OBは呆れるも…西武の“ザル守備”は「黄金時代」の反動

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もっか12球団ワーストの51失策と、ザル守備が止まらない西武。リーグワーストだった昨季の91失策を上回るペースでポロポロやっている。

 内野だけで35失策。これには奈良原内野守備走塁コーチも「良くないよね」と顔をしかめ、「(二塁の)浅村はうまくなってきたけど、他の内野はねえ。理由? コーチが悪いからじゃないかな(笑い)。打開策は練習しかないです」と苦笑いだ。

 西武OBで現役時代は名二塁手として鳴らした山崎裕之氏は「練習やコーチがどうとか、そういうレベルの話じゃありませんよ」と、アキれながらこう続ける。

「内野手ならば打球の軌道、捕球する位置、そこからベースに投げる体勢まで、常に頭で計算してなくてはいけない。こんなことはプロに入る選手なら基本中の基本です。それを西武の内野手はできていない。何も考えてないから、打球に対応できず慌ててしまい、打球の目切りも早くなる。レベルが低過ぎます」

 そこへいくとチーム打率・268は、リーグトップの日本ハム(・270)と僅差の2位。ザル守備で7点失っても打って8点取ればいいというスタンスだ。ある西武OBが言う。

「かつて森祇晶監督が率いていた、黄金時代の反動でしょう。当時は手堅くスキのない野球で『強いがつまらない』と言われていた。観客動員も苦戦していました。だからこそ理想はイケイケドンドンの打ち勝つ野球。守って打てる選手はそうそういないだけに、ドラフトも打てる選手を優先して獲得しているのですよ」

 打ち勝って日本一になった08年を境に観客動員数も右肩上がり。「ザル守備」は織り込み済みというのだが。

my message
エラーするってダメ、西武はエラーする事で優勝から遠ざかってると思います。

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