↑逆転サヨナラ二塁打を放ちVサインで喜ぶ坂本
↑延長12回2死一、二塁、坂本(手前)がサヨナラ二塁打を放ち、ベンチを飛び出したナインが駆け寄って喜んだ
◆巨人3x―2ヤクルト=延長12回=(13日・東京ドーム)
由伸巨人が初のサヨナラ勝ちだ。1―2の延長12回2死無走者から、長野の二塁打と四球で一、二塁とし、坂本がオンドルセクから左翼線へ逆転2点二塁打を放った。巨人・菅野は完封目前の9回、味方の失策も絡んで追いつかれ、5勝目はお預け。12回には守備の乱れもあって一時ヤクルトにリードを許したが、エースと主将を中心に、一丸となって死闘を制して首位をキープした。
キャプテンの自覚が乗り移ったライナーが左翼線へ伸びた。1点を追う延長12回2死一、二塁、坂本が決めた。左翼線への逆転サヨナラ2点二塁打。「サヨナラ勝ちはチームに勢いがつきますし、僕が決められて一番うれしい瞬間です。ミスが多かった試合なので今までよりうれしいです」。由伸巨人初のサヨナラ勝ち。苦しい試合展開だったからこそ、自身9度目の劇打の中でも最高の喜びだった。
チーム全体のミスを一振りで帳消しにした。1点リードの9回、小林誠のミスで同点を招いた。リードを許した12回にも味方の拙守があった。坂本自身も攻守でふがいないプレーが続いた。6回、走塁ミスで好機をつぶし、9回には守備で失策した。最悪の流れで迎えたラストチャンスだった。
「僕が走塁ミスとエラーをして、すごい悔しい気持ちを持っていました。取り返せてはないと思うけど良かったです」。追い込まれてから、オンドルセクのスプリットを捉えた。由伸監督は「もう後がないというところで、いろんなミスがあったのを何とかキャプテンがひっくり返してくれました」と目を細めた。
6回には左翼への二塁打で7試合連続ヒットとし、打率はリーグトップの3割6分1厘。大きく上げていた左足を小さくするように改良、バットをアッパー気味で出すイメージ…。様々な取り組みが実を結んでいるように見えるが、周囲はテクニックよりメンタル面を急成長の要因に挙げる。
由伸監督「技術はいろいろあるんでしょうけど、より自覚というものがある」
鈴木「年齢を重ねて自覚が高まっているし(人間として)太くなってきている」
村田「勇人は脂が乗っている」
開幕前から「自分がしっかりやれば、後輩は確実に気にしながらやる」と繰り返し、高い意識で練習に臨んだ。シーズン中でも試合開始7時間前に球場入りし、薄暗い東京Dを誰よりも走った。試合前のノックの打球にさえ、けがを恐れずダイビングキャッチ。自覚がトレーニングへの取り組み方を変え、結果に表れた。
ミスを消してもらった主将に、田原誠は「チームが負けなかったのが救いです」と感謝した。チームはヤクルト戦の連敗を4で止め、延長戦は今季7戦無敗。「キャプテンとしてこれからもプレーで引っ張っていけるようにしたい」。勇人の言葉には説得力があった。
my message
まさに魂の一撃という感じのサヨナラタイムリーでした、キャプテンらしいバッティングでチームに勝ちをもたらしました。
by blog described person
↑延長12回2死一、二塁、坂本(手前)がサヨナラ二塁打を放ち、ベンチを飛び出したナインが駆け寄って喜んだ
◆巨人3x―2ヤクルト=延長12回=(13日・東京ドーム)
由伸巨人が初のサヨナラ勝ちだ。1―2の延長12回2死無走者から、長野の二塁打と四球で一、二塁とし、坂本がオンドルセクから左翼線へ逆転2点二塁打を放った。巨人・菅野は完封目前の9回、味方の失策も絡んで追いつかれ、5勝目はお預け。12回には守備の乱れもあって一時ヤクルトにリードを許したが、エースと主将を中心に、一丸となって死闘を制して首位をキープした。
キャプテンの自覚が乗り移ったライナーが左翼線へ伸びた。1点を追う延長12回2死一、二塁、坂本が決めた。左翼線への逆転サヨナラ2点二塁打。「サヨナラ勝ちはチームに勢いがつきますし、僕が決められて一番うれしい瞬間です。ミスが多かった試合なので今までよりうれしいです」。由伸巨人初のサヨナラ勝ち。苦しい試合展開だったからこそ、自身9度目の劇打の中でも最高の喜びだった。
チーム全体のミスを一振りで帳消しにした。1点リードの9回、小林誠のミスで同点を招いた。リードを許した12回にも味方の拙守があった。坂本自身も攻守でふがいないプレーが続いた。6回、走塁ミスで好機をつぶし、9回には守備で失策した。最悪の流れで迎えたラストチャンスだった。
「僕が走塁ミスとエラーをして、すごい悔しい気持ちを持っていました。取り返せてはないと思うけど良かったです」。追い込まれてから、オンドルセクのスプリットを捉えた。由伸監督は「もう後がないというところで、いろんなミスがあったのを何とかキャプテンがひっくり返してくれました」と目を細めた。
6回には左翼への二塁打で7試合連続ヒットとし、打率はリーグトップの3割6分1厘。大きく上げていた左足を小さくするように改良、バットをアッパー気味で出すイメージ…。様々な取り組みが実を結んでいるように見えるが、周囲はテクニックよりメンタル面を急成長の要因に挙げる。
由伸監督「技術はいろいろあるんでしょうけど、より自覚というものがある」
鈴木「年齢を重ねて自覚が高まっているし(人間として)太くなってきている」
村田「勇人は脂が乗っている」
開幕前から「自分がしっかりやれば、後輩は確実に気にしながらやる」と繰り返し、高い意識で練習に臨んだ。シーズン中でも試合開始7時間前に球場入りし、薄暗い東京Dを誰よりも走った。試合前のノックの打球にさえ、けがを恐れずダイビングキャッチ。自覚がトレーニングへの取り組み方を変え、結果に表れた。
ミスを消してもらった主将に、田原誠は「チームが負けなかったのが救いです」と感謝した。チームはヤクルト戦の連敗を4で止め、延長戦は今季7戦無敗。「キャプテンとしてこれからもプレーで引っ張っていけるようにしたい」。勇人の言葉には説得力があった。
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まさに魂の一撃という感じのサヨナラタイムリーでした、キャプテンらしいバッティングでチームに勝ちをもたらしました。
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