巨人の坂本勇人内野手（２７）が２日、強打の首位・広島に打ち勝つ決意を示した。３日から、最近５試合でチーム打率３割１厘、１０本塁打、平均得点８・６の強力打線を擁する広島との首位攻防３連戦（東京Ｄ）。最近５戦４発、チームトップの打率３割３分７厘と絶好調の主将は「１点でも多く取り、打って勝てるようにしっかりとやっていきたいです」と意気込んだ。
絶好調５戦４発 猛打の赤ヘル軍団を上回る打撃で首位を奪い返す。０・５ゲーム差で追う広島との首位攻防戦へ向け、坂本は言い切った。「何とか１点でも多く取って、打って勝てるようにしっかりとやっていきたいです」。打率リーグ１、２位のエルドレッド、菊池らを中心に絶好調の相手打線を打ち負かす決意だ。
最近５戦で４発、打率はチームトップの３割３分７厘とハイアベレージのバットで対抗する。４月を終え、下半身の不安で５試合スタメンから外れたが、３２安打をマーク。今季はヤクルトの山田に勧められた月間３０安打×６か月（３、４～９月）の目標設定をしているがクリアした。先発出場した試合の平均安打は１・３。このままのペースでいけば、０９年の自己最多１７８本を上回る。「こっちも生活がかかっているので、ペースを落とさないようにしたいです」。１４年に山田がつくった日本人右打者最多１９３安打も射程に捉えている。
好調の秘訣（ひけつ）は３つ。
〈１〉間合い 今季から大きく上げていた左足をコンパクトに小さくステップするように改良。「できるだけ左足は小さな動きで、タイミングをゆっくり大きく取りたいと思っています」。上げ幅が小さくなった分、早めに始動しても軸がぶれることなくボールを呼び込めるようになった。
〈２〉ねじり 内田打撃コーチは「スイングに余計な動きがない分、ねじりを使えている」と説明。坂本は開幕前からバットが遠回りせず、体の内側から出すように徹底した。軸の右足にためたパワーを効率良くボールに伝えている。
〈３〉積極性 昨季は自己最多の６５四球と慎重にボールを見極めていたが、今季は積極的な打撃を実践。４月２６日の阪神戦（甲子園）では６回無死二、三塁からアウトコース中心の配球を読んで逆方向を意識し、初球の外角直球を右前適時打にした。ただ単に１球目からスイングするのではなく、状況に応じ、意図をもった上でアグレッシブに打ちにいっている。
休養日のこの日は自宅で体を休めた。坂本が打点を挙げた試合は９勝２敗１分けと勝率は高い。波に乗るキャプテンが好調をキープし、チームを首位に押し上げる。
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このところ、調子を上げてかなり絶好調な様子でこのまま好調をキープする事が出来ればジャイアンツの優勝も見えてくる。頑張ってくれ。
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