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【巨人】篠原、飛躍へ「雲外蒼天」の4文字に秘める思い「未来を信じて」

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バドミントンのラケットでシャドーピッチングする篠原

 巨人の篠原慎平投手(27)が8日、ブルペンで投球練習を行った。9日には今年初の実戦となる紅白戦登板が予想されるが、「僕はまだ調整とかいうレベルじゃない。調整は技術がある人がするものだと思っています」と黙々と腕を振った。

 座右の銘は「雲外蒼天」(うんがいそうてん)。キャンプ地の宿舎近くの青島神社に奉納された絵馬にも、迷わずこの四字熟語を書き込んだ。雲外=雲の外に、蒼天=青空が広がる。「読んで字のごとくです。諦めない気持ちが大事だということで、座右の銘にしています」とプロ入り前から大切にしている言葉だ。

 愛媛県出身。高校卒業後、独立リーグ四国に進んだが、そこで右肩を手術。一時、練習生となり、真剣に現役引退を考えたこともあった。

 それでも、篠原は「雲外蒼天」の精神でリハビリを乗り越え、はい上がった。「肩の手術をした時も、絶対に治ると思ってやってきました。苦しくても未来を信じてやってきました」。14年育成ドラフト1位で巨人に入団。3軍も経験したが、ファーム公式戦で抑えとして結果を残したことが認められ、昨年4月に支配下登録をつかんだ。

 背番号は「001」から「92」に昇格。4月19日のヤクルト戦(鹿児島)で、負傷降板した高木勇に代わって緊急登板し、プロ初登板初勝利の快挙を達成した。1軍でリリーフとして23登板、防御率3・62。オフには背番号が「62」に昇格した。

 今年はキャンプ1軍スタート。リリーフの開幕1軍争いはハイレベルだが、生き残りを目指してアピールに燃えている。「もっとレベルアップできるようにやっていかないといけないです」。必ず明るい未来が来ると信じて、篠原はさらなる飛躍を目指していく。

(投手担当・片岡優帆)

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