1日のエランドール賞表彰式で号泣した吉岡里帆
1日夜、都心を襲った大雪の中、東京・新宿の京王プラザホテルで行われた「第42回エランドール賞」表彰式。新人賞の表彰では高橋一生(37)、竹内涼真(24)ら今を時めくイケメン俳優たちが次々と壇上に上がり、詰めかけた一般観客の女性たちの「キャ~」という絶叫がこだました。
花束嬢も綾瀬はるか(32)、柴咲コウ(36)、木村佳乃(41)と超豪華。華やか過ぎる舞台の中、私が最も引きつけられたのが、6人の新人賞受賞者のシンガリで登場した吉岡里帆だった。
15日に25歳になったばかりの若手女優は司会者に名前を呼ばれた段階で、すでに目をうるませていた。
スピーチを求められると、その涙腺は決壊。「いつも光り輝いている人たちがいて、その脇で(脇役として)必死にしがみついている日々でした。(京都の実家から)東京にお仕事に通って、借りたアパートで冷たいシャワーを浴びていて…。本当にこの世界で生きていけるのかと思っていた毎日でした」―。
京都橘大在学中の18歳の時から女優を目指して東京と地元を往復。2013年のNHK朝のテレビ小説「あまちゃん」などのオーディションに次々と落ちながら、グラビアの仕事もこなし、徐々に知名度を上げていった吉岡は下積みの日々を涙ながらに語った。
その上で「いただける役の数々が本当に私の背中を押してくれました。エランドール賞をいただけるという連絡があった時、これまでのどの作品でもスタッフさんが『また会おう』と言ってくれたという共通点を思い出しました。2作品目に呼んでいただけるよう、皆さんに飽きられないよう進化して、前へ前へ進んでいく。そして面白いものを作る信念を持ってお仕事に励みます」と、あふれ出る涙をぬぐいながら続けた。
あいさつの最後には「この賞は私のお守りになると思います。くじけそうになったら、今日、この日を思い出すようにします。一生、頑張ります。お約束します」―。25歳にして「一生」という言葉まで飛び出した時、場内は確かにざわついた。
式後の囲み会見でも「感極まってしまって…。こらえられるものもこらえられなくなってしまいました」とポツリ。同じく新人賞受賞で同い年の門脇麦(25)が「お仕事を始めて7年目ですけど、すべての出会った方との仕事の積み重ねでここに立てているのかな」とスタッフらに感謝しつつ、終始、冷静な表情だったのと対照的な、その感激ぶりに私も「吉岡里帆、号泣」の見出しのもと、速報原稿を出稿した。
しかし、web上で、その原稿に付いたコメントは吉岡にとって「キツいなあ」という内容が半数を占めた。
「苦労人アピールが多い」
「あざとい気がする」
昨年、放送され、この日の表彰式でも土井裕泰、佐野亜裕美プロデューサーがテレビ・プロデューサー賞を受賞したTBS系ドラマ「カルテット」での小悪魔的なキャラクター・有朱(ありす)役のイメージが強過ぎたのか。正直、その涙を責めるコメントには違和感を感じた。
フランス語で「黄金の飛翔」を意味する「エランドール」。1年に1回、日本映画プロデューサー協会が顕著な活躍を見せた俳優や制作者を表彰するのが「エランドール賞」。1956年の第1回の新人賞受賞者は石原裕次郎さん、高倉健さんら。まさに俳優、プロデューサーにとって「一流」への登竜門。新人賞に輝くということは、一流の制作者たちが、いかにその俳優、女優と仕事をしたいと思っているかの証明でもあるのだ。
私が思ったのは、下積みの苦労を重ねた末、ついにこの表彰式にたどり着いた吉岡の目に壇上から見渡す約200人の映画、テレビ制作者たちの姿がどう映ったかということ。日本のトップの制作者たちの目が自分だけに注がれている―。その瞬間の達成感、「たどり着いた」感はいかほどのものだろう。
世間は受験シーズンまっただ中。単純過ぎる例えかも知れないが、25歳の女優の胸に去来したのは芸能界で、これまでの自分に「合格の印をもらった」という思いだったのではないか。
長年の受験勉強の末、ついに志望校に合格した「サクラサク」という思いだったからこそ、自然と涙が流れ、自分のこれまでも語り尽くした―。私には、そう思えた。(記者コラム・中村 健吾)
😁オ😉レ😜コ😝メ✏
可愛いけどゆうこ[大島優子]よりは可愛くないけどな(笑)ハッハッハ
1日夜、都心を襲った大雪の中、東京・新宿の京王プラザホテルで行われた「第42回エランドール賞」表彰式。新人賞の表彰では高橋一生(37)、竹内涼真(24)ら今を時めくイケメン俳優たちが次々と壇上に上がり、詰めかけた一般観客の女性たちの「キャ~」という絶叫がこだました。
花束嬢も綾瀬はるか(32)、柴咲コウ(36)、木村佳乃(41)と超豪華。華やか過ぎる舞台の中、私が最も引きつけられたのが、6人の新人賞受賞者のシンガリで登場した吉岡里帆だった。
15日に25歳になったばかりの若手女優は司会者に名前を呼ばれた段階で、すでに目をうるませていた。
スピーチを求められると、その涙腺は決壊。「いつも光り輝いている人たちがいて、その脇で(脇役として)必死にしがみついている日々でした。(京都の実家から)東京にお仕事に通って、借りたアパートで冷たいシャワーを浴びていて…。本当にこの世界で生きていけるのかと思っていた毎日でした」―。
京都橘大在学中の18歳の時から女優を目指して東京と地元を往復。2013年のNHK朝のテレビ小説「あまちゃん」などのオーディションに次々と落ちながら、グラビアの仕事もこなし、徐々に知名度を上げていった吉岡は下積みの日々を涙ながらに語った。
その上で「いただける役の数々が本当に私の背中を押してくれました。エランドール賞をいただけるという連絡があった時、これまでのどの作品でもスタッフさんが『また会おう』と言ってくれたという共通点を思い出しました。2作品目に呼んでいただけるよう、皆さんに飽きられないよう進化して、前へ前へ進んでいく。そして面白いものを作る信念を持ってお仕事に励みます」と、あふれ出る涙をぬぐいながら続けた。
あいさつの最後には「この賞は私のお守りになると思います。くじけそうになったら、今日、この日を思い出すようにします。一生、頑張ります。お約束します」―。25歳にして「一生」という言葉まで飛び出した時、場内は確かにざわついた。
式後の囲み会見でも「感極まってしまって…。こらえられるものもこらえられなくなってしまいました」とポツリ。同じく新人賞受賞で同い年の門脇麦(25)が「お仕事を始めて7年目ですけど、すべての出会った方との仕事の積み重ねでここに立てているのかな」とスタッフらに感謝しつつ、終始、冷静な表情だったのと対照的な、その感激ぶりに私も「吉岡里帆、号泣」の見出しのもと、速報原稿を出稿した。
しかし、web上で、その原稿に付いたコメントは吉岡にとって「キツいなあ」という内容が半数を占めた。
「苦労人アピールが多い」
「あざとい気がする」
昨年、放送され、この日の表彰式でも土井裕泰、佐野亜裕美プロデューサーがテレビ・プロデューサー賞を受賞したTBS系ドラマ「カルテット」での小悪魔的なキャラクター・有朱(ありす)役のイメージが強過ぎたのか。正直、その涙を責めるコメントには違和感を感じた。
フランス語で「黄金の飛翔」を意味する「エランドール」。1年に1回、日本映画プロデューサー協会が顕著な活躍を見せた俳優や制作者を表彰するのが「エランドール賞」。1956年の第1回の新人賞受賞者は石原裕次郎さん、高倉健さんら。まさに俳優、プロデューサーにとって「一流」への登竜門。新人賞に輝くということは、一流の制作者たちが、いかにその俳優、女優と仕事をしたいと思っているかの証明でもあるのだ。
私が思ったのは、下積みの苦労を重ねた末、ついにこの表彰式にたどり着いた吉岡の目に壇上から見渡す約200人の映画、テレビ制作者たちの姿がどう映ったかということ。日本のトップの制作者たちの目が自分だけに注がれている―。その瞬間の達成感、「たどり着いた」感はいかほどのものだろう。
世間は受験シーズンまっただ中。単純過ぎる例えかも知れないが、25歳の女優の胸に去来したのは芸能界で、これまでの自分に「合格の印をもらった」という思いだったのではないか。
長年の受験勉強の末、ついに志望校に合格した「サクラサク」という思いだったからこそ、自然と涙が流れ、自分のこれまでも語り尽くした―。私には、そう思えた。(記者コラム・中村 健吾)
😁オ😉レ😜コ😝メ✏
可愛いけどゆうこ[大島優子]よりは可愛くないけどな(笑)ハッハッハ