ジャイアンツ球場で自主トレに励む戸根
巨人の戸根千明投手(25)は今オフ、単身でフィリピン自主トレを行った。母がフィリピン人という縁で、母の知人を通して現地の人に手伝いを依頼。首都・マニラの南に位置するダスマニリャスという町で練習した。
フィリピンを訪れたのは小学生か中学生の時以来だったという。現地を訪れて子どもたちが生きることに必死な姿に衝撃を受けた。
「小さな子どもが木に登ってココナツをとって、かち割ってジュースにして、それをあげるから金をくれとかやっている。ゴミ山に登って捨ててある服を取り出して、川で洗って着たりしていた。生きるためにみんな毎日、必死に戦っている。日本ではあり得ない話ですよね。自分がいかに恵まれているか。ハングリー精神を学びましたし、自分が日本でこのような環境に身を置いて野球ができることに感謝しなくちゃいけないなと思いました」
フィリピンはボクシングが人気で、野球は普及していない。2020年東京五輪で野球・ソフトボールは開催都市提案による追加種目で実施が決定したが、野球をフィリピンに、世界にもっと広めるためにも、戸根は1軍で活躍して支援したいと考えている。今回はその第一歩として、現地で野球教室も行った。
「足がものすごく速い子がいたり、身体能力が高い子が多い。巨人、ジャイアンツというチームを知っている子もたくさんいた。野球をやりたくてもできない、諦めざるを得ないという環境を自分がサポートできればなと。球場を作ったり、野球用具を贈ってあげたり、そういう活動ができるように頑張りたいです」
昨年までマシソンと米国で自主トレを行っていたが、今回もフィリピンで現地の人の協力もあり、中身の濃いトレーニングができたという。昨年は2軍でセーブ王を獲得。左の中継ぎは山口鉄、森福、池田らライバルが多いが、首脳陣の期待は高く、2月のキャンプは1軍スタート。フィリピンで学んだ大切なことを胸に勝負のプロ4年目に挑む。
「小さい頃に思っていたプロ野球選手になりたいという気持ちだったり、ハングリー精神を忘れずにやっていきたいです」(記者コラム・片岡 優帆)
巨人の戸根千明投手(25)は今オフ、単身でフィリピン自主トレを行った。母がフィリピン人という縁で、母の知人を通して現地の人に手伝いを依頼。首都・マニラの南に位置するダスマニリャスという町で練習した。
フィリピンを訪れたのは小学生か中学生の時以来だったという。現地を訪れて子どもたちが生きることに必死な姿に衝撃を受けた。
「小さな子どもが木に登ってココナツをとって、かち割ってジュースにして、それをあげるから金をくれとかやっている。ゴミ山に登って捨ててある服を取り出して、川で洗って着たりしていた。生きるためにみんな毎日、必死に戦っている。日本ではあり得ない話ですよね。自分がいかに恵まれているか。ハングリー精神を学びましたし、自分が日本でこのような環境に身を置いて野球ができることに感謝しなくちゃいけないなと思いました」
フィリピンはボクシングが人気で、野球は普及していない。2020年東京五輪で野球・ソフトボールは開催都市提案による追加種目で実施が決定したが、野球をフィリピンに、世界にもっと広めるためにも、戸根は1軍で活躍して支援したいと考えている。今回はその第一歩として、現地で野球教室も行った。
「足がものすごく速い子がいたり、身体能力が高い子が多い。巨人、ジャイアンツというチームを知っている子もたくさんいた。野球をやりたくてもできない、諦めざるを得ないという環境を自分がサポートできればなと。球場を作ったり、野球用具を贈ってあげたり、そういう活動ができるように頑張りたいです」
昨年までマシソンと米国で自主トレを行っていたが、今回もフィリピンで現地の人の協力もあり、中身の濃いトレーニングができたという。昨年は2軍でセーブ王を獲得。左の中継ぎは山口鉄、森福、池田らライバルが多いが、首脳陣の期待は高く、2月のキャンプは1軍スタート。フィリピンで学んだ大切なことを胸に勝負のプロ4年目に挑む。
「小さい頃に思っていたプロ野球選手になりたいという気持ちだったり、ハングリー精神を忘れずにやっていきたいです」(記者コラム・片岡 優帆)