Quantcast
Channel: Mr.NPB&MLB&NEWS
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2517

【巨人】阿部、4番候補・ゲレーロに対抗心「しっかり張り合う」姿勢を見せた。阿部 慎之助に強力なライバル出現により良いぐらいに回るようになれるか⁉

$
0
0

イメージ 1


ハワイでゴルフを楽しんだ阿部

イメージ 2

4月2日の巨人戦で来日初本塁打を放ち、一塁手・阿部(左)の前を走るゲレーロ

 【ホノルル15日=ペン・尾形圭亮、カメラ・中島傑】巨人の阿部慎之助内野手(38)が、新加入の4番候補・ゲレーロに対抗心を燃やした。今季は4番として最前線で戦い続けた慎之助は「ゲレーロは実力があるし、彼の姿勢でチームも変わる」と認めつつ、「競争だと思っているし、張り合える準備をする」と宣言した。また、石川慎吾外野手(24)や橋本到外野手(27)も、外野のポジションを奪うべく新助っ人に宣戦布告した。

 覇権奪回が最優先だからこそ、阿部は強力なライバルの加入も、まずは歓迎した。名球会で訪れたハワイでゲレーロ獲得の一報を耳にすると、声を弾ませた。

 「ゲレーロは実力があるし、早くチームになじめるように、俺もできる限りのことはしていきたいと思っている。4番の最有力候補なんだろうし、4番に座るなら、彼の姿勢でチームは左右されるし、変わると思う。ともに引っ張っていけたらいい」

 G砲の打順は入団即4番が有力視される。その4番に今季チーム最多の110試合で座ったのが慎之助だ。今季の成績は打率2割6分2厘、15本塁打、76打点。ゲレーロの打率2割7分9厘、35本塁打、86打点に全て劣ってはいるが、巨人の顔として長年、最前線に立ち続けてきた自負もある。

 「やるからには競争だし、しっかり張り合えるだけの準備をしてキャンプ、開幕を迎えたい。競争に勝って、試合に出て、チームの勝利に貢献したい」。新助っ人が打線の攻撃力を押し上げてくれることに期待しつつ、4番やレギュラーの座を競う存在として、闘争心は激しく燃えている。

 以前は絶対的正捕手として立場が保証されていた。だが、今年はマギーの加入によってプロ入り後初ともいえるレギュラー争いに加わり、キャンプからガチンコ勝負の連続だった。「ずっと捕手をやってきて、スタメンで出るというのが当たり前だったけど、競争を経験できたことは絶対にプラスになると思っている。というより、競争がなくなったらプロ野球じゃないな」。村田を含めた三つどもえのデッドヒートを制し、開幕4番を任されたのは背番号10だった。百戦錬磨の男をもってしても、レギュラーを勝ち取るためのバトルは得難い経験だった。

 来年3月でチーム最年長の39歳になる。今オフのトークショーでは、若手の力によって自分が代打に回るくらいでないと巨人は強くならない―と力説していた。だが、ユニホームを着ている限り、スタメンに名を連ねたいというのが本音だろう。ましてや本塁打王のゲレーロが相手なら、勝負師の血が騒ぐのは当然だ。「チームが勝つことが何より大事」と慎之助。勝負の2018年シーズン、勝つためには阿部の力が必要だということを証明する。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 2517

Trending Articles