14日深夜に行われた会見で、報道陣の前で涙を流す藤吉久美子
「路線バス不倫疑惑」の渦中にある藤吉久美子(56)の会見を朝のワイドショーで見ていた。いつもこぎれいにしている藤吉が、化粧っ気のない顔で涙ながらに語る姿はインパクト十分だったが、それよりももっと印象に残ったのは日本テレビ系「スッキリ」のMC・加藤浩次(48)の鋭角な斬り方だった。
深夜に行われた藤吉の会見に先立ち、その日の昼には夫の太川陽介(58)が「信じる。離婚はない」という会見を行っていた。それを受けた上で加藤は「夫婦のことですし、太川さんが許すと言うなら口を挟む気も広げる気もないんですが」と前置きしつつも「泣きたいのは太川さんでしょう。藤吉さん、あんなに泣いちゃダメだよ」と本気でしかりつけたのだった。
藤吉は一貫して不倫関係を否定しているが、加藤は「自分がシロだという潔白会見であんなに泣いちゃだめ」とごもっともなコメント。「太川さんが一番泣きたい。それでも明るく『ルイルイ』ってやってるのに藤吉さんが涙はダメだよ」と斬り捨て、不倫相手とされるABCのテレビプロデューサーとの関係に対しても「何も無いんだったら、一緒に仕事をやってきた人を切る必要はない」と吐き捨てた。もちろん、この問題は夫婦間のことで、一般の視聴者が介入することではないが、見ている人にとっては胸がスーッとする思いだったのではないか。
加藤とかつて一緒に進行役を務めていたアナウンサー数人にそれぞれ別のタイミングで話を聞いたことがある。みな口をそろえて「お世辞にも『優しい』とは言えないんですが…」と苦笑いしつつも、「本当に何にも迎合しないんです、あの方。その姿勢から学ぶことは多い」と尊敬の念を送っていた。
先日は元SMAPが出演していたイベントで、過剰な忖度が行われたような演出が見て取れたことに対しピシャリとかましていた。加藤の放言は制作サイドにとっては悩ましいかもしれないが、視聴者側にとってはそのフラストレーションを解放してくれる頼もしい存在である。一記者個人としては、芸能スキャンダルが起きると仕事が増えてしまうので、なるべく発生はご遠慮したいところだが、加藤のキレのあるコメントが聞きたいと思ってしまう。今年も残り2週間。まだ狂犬がほえる機会はあるだろうか。
「路線バス不倫疑惑」の渦中にある藤吉久美子(56)の会見を朝のワイドショーで見ていた。いつもこぎれいにしている藤吉が、化粧っ気のない顔で涙ながらに語る姿はインパクト十分だったが、それよりももっと印象に残ったのは日本テレビ系「スッキリ」のMC・加藤浩次(48)の鋭角な斬り方だった。
深夜に行われた藤吉の会見に先立ち、その日の昼には夫の太川陽介(58)が「信じる。離婚はない」という会見を行っていた。それを受けた上で加藤は「夫婦のことですし、太川さんが許すと言うなら口を挟む気も広げる気もないんですが」と前置きしつつも「泣きたいのは太川さんでしょう。藤吉さん、あんなに泣いちゃダメだよ」と本気でしかりつけたのだった。
藤吉は一貫して不倫関係を否定しているが、加藤は「自分がシロだという潔白会見であんなに泣いちゃだめ」とごもっともなコメント。「太川さんが一番泣きたい。それでも明るく『ルイルイ』ってやってるのに藤吉さんが涙はダメだよ」と斬り捨て、不倫相手とされるABCのテレビプロデューサーとの関係に対しても「何も無いんだったら、一緒に仕事をやってきた人を切る必要はない」と吐き捨てた。もちろん、この問題は夫婦間のことで、一般の視聴者が介入することではないが、見ている人にとっては胸がスーッとする思いだったのではないか。
加藤とかつて一緒に進行役を務めていたアナウンサー数人にそれぞれ別のタイミングで話を聞いたことがある。みな口をそろえて「お世辞にも『優しい』とは言えないんですが…」と苦笑いしつつも、「本当に何にも迎合しないんです、あの方。その姿勢から学ぶことは多い」と尊敬の念を送っていた。
先日は元SMAPが出演していたイベントで、過剰な忖度が行われたような演出が見て取れたことに対しピシャリとかましていた。加藤の放言は制作サイドにとっては悩ましいかもしれないが、視聴者側にとってはそのフラストレーションを解放してくれる頼もしい存在である。一記者個人としては、芸能スキャンダルが起きると仕事が増えてしまうので、なるべく発生はご遠慮したいところだが、加藤のキレのあるコメントが聞きたいと思ってしまう。今年も残り2週間。まだ狂犬がほえる機会はあるだろうか。