日本ハムは２４日、札幌市内の大倉山ジャンプ競技場で新入団発表を行った。７球団競合の末にドラフト１位で入団する清宮幸太郎内野手（１８）＝早実＝の背番号は「２１」に決定。会見では大渕スカウト部長が背番号２１に込めた球団の３つの思いを明かした。
まずは「彼の様子を見て、会話をしていく中で、過去の高卒の有名選手とはちょっと違うかなと。正直さ、天真らんまんさ、知的さを感じました。今までに存在しない新たなプロ野球選手。そう我々はイメージしました。よってまだ色の付いていない、『野手・２１』という番号に選定しました」と話した。
さらに「メジャーリーグを見れば、２１（番）と言えばロベルト・クレメンテ。大変有名な選手です。打者として活躍するだけでなく、社会貢献活動を積極的にしたように、社会に向け、発信力を持つ人物になってほしいという我々の思いが込められてます」。首位打者を４度獲得し、通算３０００安打を放った名外野手と同じ「２１」を託したことを明かした。
最後に「１、１１、４１というファイターズの『下１ケタ、１』の意味ある背番号に新たな数字を追加してほしい。そんな気持ちも込めています」と説明した。