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原さん、ペルーで野球教室…プロOB5人が子供110人を指導

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↑参加者のファインプレーをグータッチで祝福する原辰徳さん(カメラ・小野田 寛)

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↑野球教室の会場であるAELU球場で参加者から歓迎を受ける原さん

 【リマ(ペルー)19日=秋本正己】巨人前監督の原辰徳さん(59)らプロ野球OBが、当地で行われた「ペルー日系人協会設立100周年記念JICA(国際協力機構)野球教室」で、ペルーの子供たち110人を指導した。

 またとないプロ野球OBによる野球教室とあって、リマ市内のラ・ウニオン総合運動場野球場に集まった在ペルー日系人を含む子供たちは目を輝かせてボールを追った。今回、指導にあたったのは少年少女を対象にした野球教室「ファンケル キッズベースボール」(主催・報知新聞社)で総監督を務める原さん、講師の駒田徳広さん(55)、宮本和知さん(53)=ともに元巨人=、西山秀二さん(50)=元広島=、久保文雄さん(54)=元大洋=の5人。19日早朝、20時間近い空の旅をへて着いたばかりだったが、疲れも見せずに動き回った。キャッチボール、走塁、守備、打撃といった練習では、原さんは守備練習でグラブを手に自らゴロの捕り方を披露。打撃練習ではティー打撃で鋭い打球を外野に飛ばして子供たちを驚かせていた。

 技術だけではなく、元気な返事やあいさつで礼儀を身に付けることも今回の目的。原さんは子供たちに「分かったら、ハイと答えるように」と呼びかけたが、元気な返事が返ってきた。ペルーでは野球よりもサッカーの人気が高いが、原さんは「日本で教えている時と違和感はありませんでした。将来、巨人に入れそうな選手が5人いました」とレベルの高さを実感。現地で生まれ育った加川海斗君は「基本を教えてくれて分かりやすかったです」と感激していた。また、社会貢献を目的に用具不足の国や地域の子供たちに寄贈するため「ファンケル キッズベースボール」で回収されたバット、グラブなどの用具が子供たちに贈られた。

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