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【ソフトバンク】サファテ、男気の弾丸来日MVP!往復33時間で滞在17時間

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↑MVP賞受賞記者会見でトロフィーを掲げる丸(左)とサファテ

 ◆NPB AWARDS 2017 supported by リポビタンD(20日、東京・港区グランドプリンスホテル新高輪)

 「NPB AWARDS 2017 supported by リポビタンD」が20日、都内のホテルで行われた。

 疲れは一切見せず、会場の空気をたっぷりと吸い込んだ。壇上のサファテに笑みが広がった。「自分の人生で忘れられない年になった」。外国人投手では1991年の郭泰源(西武)以来、26年ぶりのMVP。「柳田、菊池や浅村、秋山…。自分以外にも候補はたくさんいた」と謙虚な言葉を添えた。

 今季はプロ野球新の54セーブをマーク。3年連続のセーブ王、外国人選手として初の正力松太郎賞も受賞した。日本一に輝いたシリーズ翌日の5日に一度は帰国。通常はコメントを寄せる助っ人が多いが、「NPBがあってこそ僕はプレーできているので」と、この日に合わせて来日した。

 米国から羽田空港に到着したのは朝5時50分。都内のホテルで休憩するどころか、「何日か前から体を動かしている。来年に向けてやりたい」とすぐに筋力トレーニングを始めた。歴代4位の229セーブを積み上げ、名球会入りまで「21」。「1位(岩瀬の404セーブ)になることは不可能。2番になれれば」と高津(ヤクルト)の286セーブを視野に、「そういう(セーブ)機会があれば、60というところにも挑戦したい」と、早くも自身のシーズン記録更新の意欲も見せた。

 「若い投手が『サファテみたいになりたい』と思ってくれるとうれしい。若い投手の目標でありたい」。表彰式を終えると、そのまま深夜便で米国へとんぼ返り。往復33時間かけたフライトに17時間の滞在でも、十分に出席する意義があった。(長田 亨)

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