巨人の小林誠司捕手（２８）が５日、外野の守備練習に入って強肩を披露した。
宮崎秋季キャンプ５日目。課題の打撃向上へ初日からここまで連日１５００スイング以上バットを振り込み、守備練習では内野など捕手以外のポジションでフットワーク強化に取り組んでいる。
この日は重信、柿澤、松原、橋本到、石川と一緒に外野手の組に入り、ひむかスタジアムで守備練習。小林は最初にセンター、続いてライトのポジションに入り、二塁ベース付近のカットマンに正確に送球する練習を徹底的に繰り返した。
ノッカーを務めた井端コーチ、大西コーチの右中間、左中間を破る長打性の打球をダッシュで追って捕球。素早く、低い矢のような送球にスタンドのファンから拍手が送られた。
若手中心の今キャンプは主将を務める小林。強烈な打球を追うもわずかに及ばず、左中間を破られた橋本到に対して「遊びじゃないぞ！」とヤジを飛ばして盛り上げたが、その後自身が後方の打球を捕球できず、大西コーチから「遊んでんのか」とヤジを飛ばされれる一幕も。６人で約１時間送球し続ける厳しい練習で明るさを出し、グラウンドは活気にあふれていた。
その後もベースランニングなどで下半身をいじめ抜き、さらに木の花ドームで宇佐見、田中貴と特守も実施。村田ヘッド兼バッテリーコーチが大声を出しながら右に左に振るノックに食らいついていた。