◆２０１７年プロ野球ドラフト会議（２６日）
「プロ野球ドラフト会議ｓｕｐｐｏｒｔｅｄ ｂｙ リポビタンＤ」が都内で行われ、高校通算最多の１１１本塁打を放った早実・清宮幸太郎内野手（３年）は、抽選の結果、日本ハムが交渉権を獲得した。
巨人、阪神、ヤクルト、ソフトバンク、日本ハム、楽天、ロッテの７球団が競合。日本ハム・木田優夫ＧＭ補佐が引き当てた。
木田優夫ＧＭ補佐は「（明石家）さんまさんに左手でいけと言われたんで、左手で引いてよかったです。日本の宝になる選手だと思うので、まずは来ていただいてチームとして考えたい。今年どうしても来てほしい選手だった。（清宮に向かって）交渉権確定しましたので、ぜひ日本ハムに来て、思い切りやってほしいと思います」と話した。
早実で記者会見を開いた清宮は「１８年間育ててくれた両親に感謝の気持ちを伝えたい」とコメントした。
過去のドラフト指名で重複した最大の球団は８球団で過去２度ある。
１９８９年の野茂英雄（新日鉄堺）には近鉄、オリックス、日本ハム、ロッテ、大洋、阪神、ヤクルト、ダイエーが競合し、抽選で近鉄が交渉権を得た。
１９９０年の小池秀郎（亜大）がロッテ、阪神、ヤクルト、中日、日本ハム、近鉄、広島、西武が競合し、抽選でロッテが交渉権を獲得も入団せず。小池は９２年ドラフト１位で近鉄に入団した。
【７球団重複】
１９９５年、福留孝介（ＰＬ学園高）◎近鉄、中日、日本ハム、巨人、ロッテ、オリックス、ヤクルト→入団拒否し９８年に中日を逆指名しドラフト１位で入団
【６球団重複】
１９７９年 岡田彰布（早大）◎阪神、西武、ヤクルト、南海、阪急、近鉄
１９８５年 清原和博（ＰＬ学園高）◎西武、南海、日本ハム、中日、近鉄、阪神
２００７年 大場翔太（東洋大）◎ソフトバンク、オリックス、横浜、阪神、日本ハム、巨人
２００９年 菊池雄星（花巻東高）◎西武、日本ハム、阪神、ヤクルト、中日、楽天
２０１０年 大石達也（早大）◎西武、阪神、広島、オリックス、横浜、楽天
【５球団重複】
１９８６年 近藤真市（享栄高）◎中日、ヤクルト、日本ハム、阪神、広島
２００７年 佐藤由規（＝現・由規・仙台育英高）◎ヤクルト、楽天、横浜、中日、巨人
２００７年 長谷部康平（愛知工大）◎楽天、西武、広島、ロッテ、中日
２０１３年 松井裕樹（桐光学園高）◎楽天、日本ハム、ＤｅＮＡ、ソフトバンク、中日
◆清宮 幸太郎（きよみや・こうたろう）１９９９年５月２５日、東京都生まれ。１８歳。早実初等部３年でオール麻布入団。東京北砂リトル、調布シニアを経て、早実で１年春から３番・一塁。甲子園では１年夏４強、３年春２回戦。趣味はラグビー観戦。好きな言葉「ＧＯ！ＧＯ！ＧＯ！」。５０メートル６秒３、遠投１１０メートル。１８４センチ、１０１キロ。右投左打。家族は両親と弟。