左肩痛のためリハビリ中の巨人・杉内俊哉投手（３６）が２８日、来季の現役続行の意思があることを明かした。
ジャイアンツ球場でのファーム練習後、報道陣から来季について聞かれ「やる気はあります。けがで終わるのは一番したくない。どうせ引退するならボロボロに打たれてパフォーマンスが出せないとなれば納得できるけど、今この状態では納得できない思いが強い」と明かした。
杉内は１５年１０月に球界に前例のない右股関節の大手術を受けた。術前は自力歩行困難。股関節の軟骨がなくなって骨がむき出しの状態で、足を上げた時に骨がガリガリするのが分かるほどの激痛。軟骨を再生するような複雑な手術だった。同年オフには年俸５億円から９０％減を球団に自ら申し出て、４億５０００万円ダウンの５０００万円でサイン。車いす生活から懸命にリハビリした。
昨年は１軍登板なし。今年は２軍で４月までに３登板で２勝１敗。１軍復帰が見えてきた５月、左肩に異変が生じた。股関節の状態は良好だが、最近はノースロー調整を続けている。
「足はいいのでね。肩に負担がきちゃったから。その治療に時間がかかってしまっているけど、この足の状態で投げられたらおもしろいんじゃないかというのはある。それを思うとやめられない」
プロ通算１４２勝。もともと「４５歳まで現役でやりたい」と話すなど、１年でも長くプレーしたいという気持ちは強く持っている。昨年、今年と２年間１軍登板なしだが、来季の完全復活に向け、闘志が衰えていないことを強調した。
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絶対、杉内 甦れ。
復活エースを待ってるぞ。