◆広島５―７阪神（２１日・マツダスタジアム）
３７年ぶりのセ・リーグ２連覇で８度目の優勝を果たした広島は試合後、地元凱旋（がいせん）の優勝セレモニーを行った。緒方監督には、熊崎コミッショナーから優勝ペナント、トロフィーが授与された。
あいさつに立った緒方監督は「ピンチの時もチャンスの時も、スタンドを真っ赤に染めたファンが後押ししてくれた」とスタンドに感謝をささげ「今年こそ日本一を勝ち取りたいと思います」と力強く約束した。
選手、首脳陣は優勝ペナントを手にグラウンドを一周。右足骨折で戦列を離れている鈴木も、ゴルフカートに乗って一周した。この日のゲームは阪神に５点差を逆転されて敗れたが、スコアボードには甲子園で阪神に３―２で勝って胴上げを果たした１８日のスコアが表示された。
最後は選手たちが輪になり、小窪選手会長の音頭でスタンドと一体になって万歳三唱。歓喜と興奮のうちにセレモニーは終了した。４番に座る松山は「また日本一になって、こういうセレモニーをやりたいですね」とほほえんだ。