【巨人】ギャレット、東京ドーム看板直撃弾で賞品＆賞金を被災地へ

巨人は２２日のＤｅＮＡ戦（東京Ｄ）から、５日ぶりにリーグ戦が再スタート。主砲のギャレット・ジョーンズ外野手（３４）は２１日、震災復興の“元気ハツラツ弾”を誓った。１４日に熊本地震が発生してから支援の方法を模索。ＤｅＮＡ戦では、東京Ｄの右中間席の上にある大塚製薬の看板広告への直撃アーチを放ち、賞品のオロナミンＣ１年分を被災地へ送る考えを披露。「野球選手として役に立ちたい」と、長距離砲ならではのエールを送るつもりだ。

　心優しいスラッガーが、自慢のパンチ力で元気を届ける。ギャレットは、東京Ｄの右中間席の上にある大塚製薬の看板に狙いを定めた。そこには、「元気ハツラツ！」のキャッチコピーで知られるあの栄養ドリンクの広告が…。「エナジードリンク。役に立ちたい」。来日時に予告した看板弾を実現させ、賞品のオロナミンＣ１年分を被災地へ送る考えを口にした。

　大地震による九州地方の惨状は、テレビなどを通して目にしている。「野球選手として何かしら手助けする責任がある」と手段を熟考。そんな時、お笑いコンビのトレンディエンジェルが、昨年優勝したＭ―１グランプリ２０１５の副賞「どん兵衛　１０種類１０年分」を被災地へ送ることを関係者から伝え聞き、ハッとした。

　１月の来日直後に「過去に４７０フィート（約１４３・３メートル）を１度だけ飛ばしたことがあるんだ。挑戦してみたいね」と本拠地での看板直撃アーチを熱望していたことが、脳裏をよぎった。巨人選手の看板弾は、１０年にラミレス（現ＤｅＮＡ監督）と小笠原（現中日２軍監督）が最後。この場所の広告直撃弾は過去にあの松井秀喜さんも達成したことがあるが、推定１５５メートルの飛距離が必要で、難易度は高い。オロナミンＣだけではなく、ファンの夢と希望が詰まった大きな大きな放物線で、九州のファンを勇気づける決意だ。賞金１００万円の寄付も、視野に入れている。

　ここまで４番として１９試合に出場し、４本塁打をマークしている。この日はＧ球場での全体練習に参加。３試合連続ヒット中と状態は上向きなだけに、フリー打撃ではハツラツとしたフルスイングから鋭い打球を連発した。「とにかく、チームの勝利に貢献できるようにしたい」。被害がいまだに続く被災地のために。メジャー通算１２２発男が、日本で記憶にも記録にも残る特大弾を放り込む。

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もっともっと特大弾を放り込むギャレットをみたいですね
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