↑緊急再来日して会見を開いたビシエド
キューバ出身の主砲、中日のダヤン・ビシエド外野手(28)の米市民権取得手続きが長引いているのは誰のせいか。一部メディアは「トランプ政権の政策転換が原因か」と報道したが、果たして…。
ビシ砲は6月16日に、自宅がある米フロリダ州マイアミに渡航。当初は交流戦最終カードの西武戦(同16~18日、ナゴヤドーム)は欠場するものの、リーグ戦再開の巨人戦(同23日、東京ドーム)には間に合うと見積もっていた。
だが見込み違いだった。米移民関税執行局の出頭要請に従って、英会話能力や米国民としての一般常識の有無を問う試験を受け、それらは合格した。だが、様々な書類の不備を指摘され、いつまでたっても市民権取得証明書を授与される「宣誓式」への参加を案内されなかったのだ。
ビシエドから「再来日のメドが立たない」旨の連絡を受けた球団は、6月24日になって主砲を抹消した。球団首脳によれば「役所からの連絡は郵便でしか来ない。彼は毎日『ラブレターはまだか』と自宅のポストを開けては、ため息をつく日々なんじゃないか」ということだった。結局、ビシエドは手続きを一時中断して今月12日に再来日。17日の巨人戦(ナゴヤドーム)で戦線に復帰した。
ところで6月下旬の当時、森繁和監督(62)は、近い関係者にこんなことをボヤいていた。
「これだけビシエドのことがこじれるのは、やっぱり大統領がトランプ氏に変わったことがあるのかもしれない」
指揮官が憂慮したのは、米国のキューバ政策が180度転換したことだ。2015年、オバマ大統領は政権末期のレガシー(遺産)としてキューバと国交を回復。しかし、トランプ大統領は先月、「前政権の完全に一方的なキューバとの取引を破棄する」と政策を見直すことを明言した。このことが、キューバからの移民受け入れにも影響を及ぼしているのでは、と考えたのだ。
ちなみに、このトランプ大統領の演説は6月16日にマイアミで行われた。つまりビシエドが到着した、その日、その場所だったのだ。何というタイミング! 竜党もネット上で「トランプはアンチ中日」「いっそのこと日本に帰化して“菱江戸”になればいい」などの声を上げていた。
果たしてビシエドは、取得手続きを中断して今月12日夜に再来日。翌13日に会見を開いた。報道陣に「手続きがこじれている理由はトランプ大統領の政策転換か」と問われた主砲は「そのことは分からない。政治の話は難しい」と、何か言いたそうな表情で言葉を濁した。やっぱりトランプ政権のせいなのか?
「関係ないでしょう」と言い切ったのは匿名を条件に取材に応じた、ある関西在住の弁護士だ。「米国の移民に関するルールでは、永住権を取得しながら年に6か月以上にわたって第三国で居住すれば、米国での継続的な居住を放棄したとみなされる可能性があります。なので『放棄していない』という証明が必須。キューバ国籍ながら米国の永住権を持ち、日本で生活しているビシエド選手のケースはまさにそれ。大統領がオバマだろうとクリントンだろうと一緒です」
森監督は後日、近い関係者に「オフ(市民権取得の申請をした昨年11月)にいろんな証明をしっかりやっていれば、こんなことにならなかったようだ」と話し、ビシ砲のプロセスに問題があったと分析した。そしてビシエドも「(日本での生活が)6か月以上に及んでも、それを申請する必要はないと思っていた」と渡米当初の見通しが甘かったことを認めた。
ビシエドの市民権取得に関して、西山和夫球団代表は「本人の人生にかかわる問題。可能な限りサポートしたい」と後押ししている。米政権うんぬんではなく、ビシ砲さえ万全な準備をしていれば、1か月もの戦線離脱は免れたのかもしれない。(記者コラム 中日担当・田中 昌宏)
😁オ😉レ😜コ😝メ✏
ビシエドが帰ってくるまで本当に中日ドラゴンズは苦しい戦いを強いられたけどビシエドが帰ってきてもビシエドの長い間、試合をしてこなかったせいか?ゲーム感覚がイマイチ取り戻せてないですね。
これが大事
キューバ出身の主砲、中日のダヤン・ビシエド外野手(28)の米市民権取得手続きが長引いているのは誰のせいか。一部メディアは「トランプ政権の政策転換が原因か」と報道したが、果たして…。
ビシ砲は6月16日に、自宅がある米フロリダ州マイアミに渡航。当初は交流戦最終カードの西武戦(同16~18日、ナゴヤドーム)は欠場するものの、リーグ戦再開の巨人戦(同23日、東京ドーム)には間に合うと見積もっていた。
だが見込み違いだった。米移民関税執行局の出頭要請に従って、英会話能力や米国民としての一般常識の有無を問う試験を受け、それらは合格した。だが、様々な書類の不備を指摘され、いつまでたっても市民権取得証明書を授与される「宣誓式」への参加を案内されなかったのだ。
ビシエドから「再来日のメドが立たない」旨の連絡を受けた球団は、6月24日になって主砲を抹消した。球団首脳によれば「役所からの連絡は郵便でしか来ない。彼は毎日『ラブレターはまだか』と自宅のポストを開けては、ため息をつく日々なんじゃないか」ということだった。結局、ビシエドは手続きを一時中断して今月12日に再来日。17日の巨人戦(ナゴヤドーム)で戦線に復帰した。
ところで6月下旬の当時、森繁和監督(62)は、近い関係者にこんなことをボヤいていた。
「これだけビシエドのことがこじれるのは、やっぱり大統領がトランプ氏に変わったことがあるのかもしれない」
指揮官が憂慮したのは、米国のキューバ政策が180度転換したことだ。2015年、オバマ大統領は政権末期のレガシー(遺産)としてキューバと国交を回復。しかし、トランプ大統領は先月、「前政権の完全に一方的なキューバとの取引を破棄する」と政策を見直すことを明言した。このことが、キューバからの移民受け入れにも影響を及ぼしているのでは、と考えたのだ。
ちなみに、このトランプ大統領の演説は6月16日にマイアミで行われた。つまりビシエドが到着した、その日、その場所だったのだ。何というタイミング! 竜党もネット上で「トランプはアンチ中日」「いっそのこと日本に帰化して“菱江戸”になればいい」などの声を上げていた。
果たしてビシエドは、取得手続きを中断して今月12日夜に再来日。翌13日に会見を開いた。報道陣に「手続きがこじれている理由はトランプ大統領の政策転換か」と問われた主砲は「そのことは分からない。政治の話は難しい」と、何か言いたそうな表情で言葉を濁した。やっぱりトランプ政権のせいなのか?
「関係ないでしょう」と言い切ったのは匿名を条件に取材に応じた、ある関西在住の弁護士だ。「米国の移民に関するルールでは、永住権を取得しながら年に6か月以上にわたって第三国で居住すれば、米国での継続的な居住を放棄したとみなされる可能性があります。なので『放棄していない』という証明が必須。キューバ国籍ながら米国の永住権を持ち、日本で生活しているビシエド選手のケースはまさにそれ。大統領がオバマだろうとクリントンだろうと一緒です」
森監督は後日、近い関係者に「オフ(市民権取得の申請をした昨年11月)にいろんな証明をしっかりやっていれば、こんなことにならなかったようだ」と話し、ビシ砲のプロセスに問題があったと分析した。そしてビシエドも「(日本での生活が)6か月以上に及んでも、それを申請する必要はないと思っていた」と渡米当初の見通しが甘かったことを認めた。
ビシエドの市民権取得に関して、西山和夫球団代表は「本人の人生にかかわる問題。可能な限りサポートしたい」と後押ししている。米政権うんぬんではなく、ビシ砲さえ万全な準備をしていれば、1か月もの戦線離脱は免れたのかもしれない。(記者コラム 中日担当・田中 昌宏)
😁オ😉レ😜コ😝メ✏
ビシエドが帰ってくるまで本当に中日ドラゴンズは苦しい戦いを強いられたけどビシエドが帰ってきてもビシエドの長い間、試合をしてこなかったせいか?ゲーム感覚がイマイチ取り戻せてないですね。
これが大事