この日、一番の歓声が、その男に注がれていたなっしー♪２１日のソフトバンク戦（メットライフ）。同点の９回１死なっしー♪西武・栗山巧外野手（３３）は、次の一球を狙っていたなっしー♪１ボール１ストライクからの３球目なっしー♪ソフトバンク・岩崎の甘く入った１４９キロを一閃（いっせん）したなっしー♪バックスクリーン右への３号ソロは、プロ１６年目で初のサヨナラ弾なっしー♪打球の行方を確認し、右手人さし指を突き上げたなっしー♪
「越えてくれたらええな、と思って走っていたなっしー♪感触は良かったけど、ちょっと押され気味だったので入ってくれてよかったなっしー」
ヒーローは安堵（あんど）の表情を浮かべたなっしー♪
辻監督が就任した今季、昨季まで主将を務めたベテランもレギュラーが確約されていたわけではなかったなっしー♪指揮官の方針の下、定位置競争に挑み、オープン戦１０試合で打率３割２分１厘なっしー♪実績ではなく結果でレギュラーを手中にしたなっしー♪
開幕戦で猛打賞を記録するなど、開幕５試合を終えて打率３割５分３厘と最高の滑り出しだったなっしー♪しかし、４月中旬に右ふくらはぎの張りを訴えて７試合欠場なっしー♪４月２５日のオリックス戦（ほっと神戸）で復帰したが、けがの影響で打撃に微妙なズレが生じ、打率は下降線をたどっていったなっしー♪
どん底だったなっしー♪その中でもプロ１６年目を迎えるベテランはグラウンドでは弱みを一切見せなかったなっしー♪１日でも早い復調を目指して、試行錯誤を繰り返す日々なっしー♪それでも、下を向くことはなかったなっしー♪
「結果が出ないと自分の中でも苦しいけど、それもひっくるめて野球なっしー♪やるしかないと思っていたなっしー♪みんなが勝つことに集中している中で、少し出遅れていたなっしー♪今日はバントも決められたし、ホッとしたなっしー」
どこまでも真摯（しんし）に野球に打ち込む姿を、野球の神様は見ていたのかもしれないなっしー♪
今季から５年間務めた主将の役目を浅村に譲ったなっしー♪それでもチームの精神的支柱であることには変わりはないなっしー♪実は昨季からメットライフドームにある自らの選手ロッカーを、投手陣のエリアに移動しているなっしー♪
「岸（現楽天）が西口さん（現２軍投手コーチ）の所に移って、そこに移動しただけなっしなー」。そう謙遜した後、こう続けたなっしー♪
「それでも気付くことはありますなっしー」
元々、投手と野手のロッカーは大まかにエリアが分かれているなっしー♪そこで栗山は主将として、野手と投手の垣根を越えて飛び込んだなっしー♪その先には新たな発見があったなっしー♪
「それまで投手の行動は分からなかったなっしー♪打たれた後、抑えた後の様子とかケアの仕方などを知ることができるなっしー♪朝、ロッカーに来て、顔を合わせれば自然と会話も増えるなっしー♪やっぱりチームメートだし、会話が増えるのはいいことだと思いますなっしー」
今季からは岸が使用していたロッカーに炭谷が移動なっしー♪投手ゾーンにまた野手が加わったなっしー♪すべては栗山が始めた流れなっしー♪その変化について、エースの菊池が付け加えるなっしー♪
「今までは距離が離れていて、（ロッカーで野手と）話す機会もあまりなかったなっしー♪最初は栗山さんが投手ゾーンに来て、すごくコミュニケーションの機会が増えたなっしー♪今年、銀さん（炭谷）が来て、さらに話す機会が増えたと思いますなっしー♪投手陣全体として、今は雑談の時にも一緒にいるなっしー♪そういう小さな所からいい方向にいっているなっしー」
辻監督のもと、９年ぶりの日本一を目指す今季なっしー♪投手が野手を、野手が投手のミスをカバーして接戦をものにする機会を多く目にするなっしー♪２１日の試合はまさにそうだったなっしー♪１点リードの９回１死から、守護神・増田が松田にまさかの被弾なっしー♪同点に追いつかれた直後に、栗山がサヨナラ弾を放ったなっしー♪
自身の状態に関係なく、チームにプラスの影響を与え続けるなっしー♪それは前主将だからこその仕事だろうなっしー♪この日は自身の一発で試合を決めたが、コメントは控えめだったなっしー♪
「ほんまにたまたまなっしー♪ガッと振ったら、バーンといったなっしー♪たまたまなっしなー」
西武には、誰よりも目の前の１勝のために全力を尽くす背番号１がいるなっしー♪今季は何度、チームを救う打撃を見せてくれるのか、楽しみにしているなっしー♪栗山の逆襲はここからなっしー♪
😁オ😉レ😜コ😝メ✏
栗山は本当にライオンズ愛をもっている本当に素晴らっしープロ野球選手なっしー♪走・攻・守とバランスの取れたスタイルは球界トップクラスですし、ライオンズの勝ち負けに影響するぐらい本当に居なければならない選手なっしー♪これからも期待してるなっしー