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プロ野球サービス 12球団満足度調査 鷹完勝 竜は完敗 明暗分けたものは?

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慶大理工学部の鈴木秀男教授によるプロ野球のサービスに関する満足度調査で、2年連続日本一のソフトバンクが頂点を極めた。一方で昨季セ・リーグ覇者ヤクルトをはじめ自前の本拠球場を持たない球団は、企業努力の限界に直面している。

 2009年から実施している調査は今回で8年目。初めてソフトバンクが1位に輝いた。

 鈴木教授は「球団の方から『ウチは何でも1位にならないと気が済まない。どうすればなれますか?』と相談されるくらい上位の常連だった。マイナス要因だった『入場券の高価さ』も、圧倒的な強さやトリプルスリー達成の柳田ら華のある選手の活躍で『値段に見合う』という評価を得たのだろう」と分析する。

 「チーム成績」はもちろん、「チーム・選手」「ファンサービス・地域貢献」など対象全7項目で12球団トップの“完全優勝”を果たした。

 14年ぶりリーグ優勝のヤクルトも、生え抜きの強力打線など魅力ある戦いぶりが好感を得た。だが本拠地・神宮球場の満足度が11位で「ファンサービス・地域貢献」も9位と伸びず、総合満足度は昨年8位から4位までの上昇にとどまった。

 「学生野球の球場の間借りではどうしても制約がある。ロッテ、楽天など球場と連携できる球団はサービスでも先を行っている」(同)。昨年はソフトバンクの親会社が本拠球場を、DeNAも今年1月に球場運営会社を買収した。

 近年では本拠球場の効果を最も享受してきたのが広島だ。09年開場の新球場を起爆剤に観客増。クライマックスシリーズ進出と成績も伴い、昨年の満足度調査ではトップに躍進。だが優勝の機運がピークに達した昨季は4位に終わりファンへの背信が同6位への急降下に導いた。

 DeNAも昨季は前半戦を首位ターンしながら最後は最下位。ファンの落胆ぶりは満足度11位が物語る。ただ「ファンサービス・地域貢献」の取り組みが実を結び客足は急伸。「ファンはまだ話題先行という評価。今季CSにいければ大きく変わる」

 八方ふさがりなのが、2年連続で満足度最下位の中日。今季開場20年目のナゴヤドームは市中心部からのアクセスの悪さ、選手との距離の遠さで、ファンサービスの足かせとなってきた。成績不振にスターの相次ぐ引退も重なり、全項目で最低点。抜本的な変革が必要かもしれない。 

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確かにプロ野球の面白さをもっともっと広範囲に広めていかないとね。
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