イチ、患部の状態は「８０％くらい」９日ぶり全体練習復帰、６日初出場か

マーリンズのイチロー外野手（４３）が２日（日本時間３日）、フロリダ州ジュピターでのキャンプで負傷から９日ぶりに全体練習に復帰した。

　２月２１日の守備練習中にマイナー契約でキャンプに招待されているバーンズ外野手と交錯し、痛めた右脚と腰の状態について「９０％とは言いたくない。８０くらいに思っておいた方が安全じゃないですか」と慎重な言い回しで説明した。

　痛めた箇所に違和感がなければ、５日（同６日）に行われるアストロズとのオープン戦が初出場となる模様。

　ウォーミングアップ開始前には激突したバーンズと軽く抱擁を交わし「（この状況で）一番かわいそうなのはバーンズですからね」と気遣いを忘れなかった。

　久しぶりのユニホーム姿での練習は、キャッチボールと外野からの送球、フリー打撃など約１時間、汗を流した。前日まで電気治療と専用マシンなど別メニューの場合は約半日がかりだっただけに、全体練習は「めっちゃ楽ですよ」。

　胃潰瘍とふくらはぎを痛めて計１６試合休んだ０９年は、自身メジャー２番目の３割５分２厘をマークした。今回もまた「禍（わざわい）転じて福」となるかもしれない。