ＣＨＡＯＳ入り洋央紀の真の狙いとは

新日本プロレス「ＮＥＷ　ＪＡＰＡＮ　ＣＵＰ」で準優勝に終わった後藤洋央紀（３６）が、次期シリーズ（１９日、愛知県体育館大会で開幕）からユニット「ＣＨＡＯＳ」の新メンバーとして再スタートを切る。ＩＷＧＰヘビー級王者オカダ・カズチカ（２８）の誘いに乗り、生まれ変わるために全てを捨て去った後藤の「決意」と「狙い」とは――。

　ＣＨＡＯＳの一員となる後藤は１９日の愛知大会でオカダ、石井智宏（４０）とトリオを結成。ＩＷＧＰ王座戦８連敗、ＮＪＣ２年連続準Ｖの苦悩を振り払い心機一転する。

　２月のＩＷＧＰ戦前から変化を求め続け、ＮＪＣ開幕前には滝行を敢行したが、結果を残せなかった。後藤は「周りからは『ＣＨＡＯＳに入らないでいい』という声もあった。それが俺には『今のまま変わらなくてもいい』というように聞こえた。でも俺はそういう声に甘えたくないし、変わらないといけない。今まで自分で主張していくことが足りなかった。前に進みたい」とＣＨＡＯＳ入りの真意を明かした。

　その答えはリングの上で出すしかない。「今までの自分に頼るつもりはない」。ＮＪＣ決勝戦では優勝した内藤哲也（３３）に、必殺の昇天・改をカウント２で返された。コスチュームの変更はもちろん、新たな必殺技を引っ提げて次期シリーズに現れる可能性もありそうだ。

　内藤からは「２月のタイトルマッチで負けたオカダの下につく決断はガッカリ」と早速、糾弾された。だが、後藤は「下につくつもりはない。どうなるか分からないよ。ＩＷＧＰを狙うのは変わらないし、次のシリーズはオカダと内藤がテーマなのかもしれないけど、俺が全部食ってやる」と反論。オカダも「別にＣＨＡＯＳ同士でタイトルマッチをやってはいけないルールはない。組むのは楽しみですよ。新日本にとっても面白い」と語っており、切磋琢磨する関係だと強調した。

　中邑真輔（３６）ら主要選手が相次いで退団した新日マットはまさに激動期。その真っただ中で変革を選択した後藤が、新風を巻き起こす。

ついに後藤もＣＨＡＯＳ入りですね。

ＣＨＡＯＳに入会したからって悪になる訳じゃないよな？