↑キャンプでの評判が高いマイコラス
紅白戦にミスターの来場が重なり、大いに盛り上がった巨人の宮崎キャンプ。1軍メンバーは2次キャンプ地の沖縄・那覇に競争の場を移す。由伸監督がレギュラーと控えのジャッジを下すまで、まだ残り1か月以上ある。あくまで現時点で―の注釈付きだが、宮崎での12日間で目立った選手は…。
スタッフや他球団のスコアラー、編成担当らから名前がよく挙がったのは、意外にも助っ人勢。メジャーならキャンプも始まっていない時期だが、6人で4枠を争う高い次元の競争が、各選手のコンディションの良さにつながっていると言える。
楽天時代の実績から4番候補に挙がるマギーのバットコントロールは健在。自称「スロースターター」が、紅白戦2試合で5打数3安打2打点のロケットスタートを切った。スラッガーというより、確実性があって本塁打も打てる打者―という評価が多い。最速164キロのカミネロに対しては、予想以上にコントロールがまとまっているという声が大半。マシソンは今年も安定感、安心感で群を抜く。キャンプ前の合同自主トレからチームに合流し、優良助っ人ぶりが際立つ。二塁手候補のクルーズは体を絞って軽快な動きを披露…などなど、6人いれば1人くらいはいるはず(?)の“ダメ外国人”が全くいないのだ。
中でも評判が目立つのは投のマイコラス、打のギャレット。昨年同時期に右肩痛を訴えていていたマイコラスは早くも紅白戦に登板。初実戦は昨年より4か月も早い。「普通にやってくれている。普通はいい証拠」という由伸監督の言葉通り、「普通」なら13勝3敗、防御率1・92(15年)の投手である。
ギャレットは連日、パワーの違いをまざまざと見せつける豪快な打撃を見せている。今キャンプで意識を高めている逆方向への飛距離は、文句なしでチームトップ。メジャー122発の実力を余すことなく発揮しそうな雰囲気がある。開幕4番は阿部、マギーが有力だが、指揮官はギャレットを候補から外していない。
昨季は外国人に故障や不振が重なり、4枠のうち3枠しか使えていない時期もあった。環境になじめず退団、帰国途中、某国で“行方不明”になった選手もいた。現時点で4枠に誰が入るのか、いい意味で予想もつかないハイレベルな外国人枠争い。由伸監督は、昨年と正反対のうれしい悩みを抱えそうな予感がする。(記者コラム・宮脇 央介)
紅白戦にミスターの来場が重なり、大いに盛り上がった巨人の宮崎キャンプ。1軍メンバーは2次キャンプ地の沖縄・那覇に競争の場を移す。由伸監督がレギュラーと控えのジャッジを下すまで、まだ残り1か月以上ある。あくまで現時点で―の注釈付きだが、宮崎での12日間で目立った選手は…。
スタッフや他球団のスコアラー、編成担当らから名前がよく挙がったのは、意外にも助っ人勢。メジャーならキャンプも始まっていない時期だが、6人で4枠を争う高い次元の競争が、各選手のコンディションの良さにつながっていると言える。
楽天時代の実績から4番候補に挙がるマギーのバットコントロールは健在。自称「スロースターター」が、紅白戦2試合で5打数3安打2打点のロケットスタートを切った。スラッガーというより、確実性があって本塁打も打てる打者―という評価が多い。最速164キロのカミネロに対しては、予想以上にコントロールがまとまっているという声が大半。マシソンは今年も安定感、安心感で群を抜く。キャンプ前の合同自主トレからチームに合流し、優良助っ人ぶりが際立つ。二塁手候補のクルーズは体を絞って軽快な動きを披露…などなど、6人いれば1人くらいはいるはず(?)の“ダメ外国人”が全くいないのだ。
中でも評判が目立つのは投のマイコラス、打のギャレット。昨年同時期に右肩痛を訴えていていたマイコラスは早くも紅白戦に登板。初実戦は昨年より4か月も早い。「普通にやってくれている。普通はいい証拠」という由伸監督の言葉通り、「普通」なら13勝3敗、防御率1・92(15年)の投手である。
ギャレットは連日、パワーの違いをまざまざと見せつける豪快な打撃を見せている。今キャンプで意識を高めている逆方向への飛距離は、文句なしでチームトップ。メジャー122発の実力を余すことなく発揮しそうな雰囲気がある。開幕4番は阿部、マギーが有力だが、指揮官はギャレットを候補から外していない。
昨季は外国人に故障や不振が重なり、4枠のうち3枠しか使えていない時期もあった。環境になじめず退団、帰国途中、某国で“行方不明”になった選手もいた。現時点で4枠に誰が入るのか、いい意味で予想もつかないハイレベルな外国人枠争い。由伸監督は、昨年と正反対のうれしい悩みを抱えそうな予感がする。(記者コラム・宮脇 央介)