↑一日店長として店舗に立ち、入り口で名刺を配る長野
外国出身選手とのコミュニケーションは任せて下さい―。巨人・長野久義外野手(32)は24日、台湾出身の陽岱鋼外野手(29)と廖任磊(リャオ・レンレイ)投手(23)=台湾・開南大卒=の入団に備え、中国語を学ぶ考えを明かした。これまでも英語、スペイン語を駆使して、助っ人選手とコミュニケーションを取ってきた選手会長。陽とは同じ外野を守るとあって、最強コンビ結成に向け、4か国語目をマスターする。
長野の目は真剣だった。台湾出身とはいえ、陽もリャオも日本語は堪能。だが、陽とは中堅と右翼で出場する可能性が大きく、綿密な意思疎通が重要と感じている。最強コンビ結成のために、より相手の懐に入ってコミュニケーションを取っていくべく「中国語を勉強したいですね」と意欲を示した。
自信もある。社会人・ホンダ時代の07年には、台湾で行われたIBAF・W杯に日本代表として出場するなど、過去、陽の故郷に「4、5回行ったことある」という。独特の発音で日本人には難しいとされる中国語だが「少しできます。本当ですよ。中国人に『上手』と言われたくらい発音がいいですから」と胸を張る。
これまでも助っ人外国人との懸け橋になって来た。中学時代には英会話教室に通っていただけに、英語は「普通の会話くらいならできると思います」と言うほど。遠征時には積極的に声をかけて食事に誘い、お酒を交えながら交流を深めてきた。キューバ出身でスペイン語しか話すことができなかったアンダーソンには、スペイン語で話しかけた。中国語も習得すれば実に4か国語を話すことになる。新加入選手にもなじみやすい環境作りに努める意向だ。
さらに守護神候補のアルキメデス・カミネロ投手(29)=マリナーズ=の情報も、本拠地・シアトルに住む知人から収集済み。164キロ右腕との対面を「めちゃくちゃいいやつらしいですよ。楽しみですね」と心待ちにしている。
この日はアンバサダー契約を結ぶミズノ社の、東京・神田小川町にある直営ショップ「エスポートミズノ」で一日店長に就任。「人生初」という名刺を200枚配るなどして、来店者と交流した。来年1月は坂本、村田らとグアムで自主トレ予定だ。「自分で(定位置を)つかみ取るしかないので、しっかりキャンプで結果を残していきたい」。3年ぶりのVへ、長野のグラウンド内外での活躍が鍵となる。(安藤 宏太)
◆G長野の気配り列伝
▽英語で励ましメール ボウカーとは普段から通訳を介さず、積極的に英語で会話。13年に故障で戦線離脱した際には、英語で励ましのメールを送った。
▽プレゼント 14年のサッカーW杯開催時には、チーム一のサッカー好きであるロペス(現DeNA)に愛称である「エルチャモ(スペイン語でやんちゃ坊主の意味)」のネームが入った日本代表ユニホームを、サプライズで用意した。
▽日本語講師 14年に入団したアンダーソンはスペイン語しか話すことができなかったため「ありがとう」や「おなかがすいた」といった日本語を教え、チームになじめるよう努めた。
外国出身選手とのコミュニケーションは任せて下さい―。巨人・長野久義外野手(32)は24日、台湾出身の陽岱鋼外野手(29)と廖任磊(リャオ・レンレイ)投手(23)=台湾・開南大卒=の入団に備え、中国語を学ぶ考えを明かした。これまでも英語、スペイン語を駆使して、助っ人選手とコミュニケーションを取ってきた選手会長。陽とは同じ外野を守るとあって、最強コンビ結成に向け、4か国語目をマスターする。
長野の目は真剣だった。台湾出身とはいえ、陽もリャオも日本語は堪能。だが、陽とは中堅と右翼で出場する可能性が大きく、綿密な意思疎通が重要と感じている。最強コンビ結成のために、より相手の懐に入ってコミュニケーションを取っていくべく「中国語を勉強したいですね」と意欲を示した。
自信もある。社会人・ホンダ時代の07年には、台湾で行われたIBAF・W杯に日本代表として出場するなど、過去、陽の故郷に「4、5回行ったことある」という。独特の発音で日本人には難しいとされる中国語だが「少しできます。本当ですよ。中国人に『上手』と言われたくらい発音がいいですから」と胸を張る。
これまでも助っ人外国人との懸け橋になって来た。中学時代には英会話教室に通っていただけに、英語は「普通の会話くらいならできると思います」と言うほど。遠征時には積極的に声をかけて食事に誘い、お酒を交えながら交流を深めてきた。キューバ出身でスペイン語しか話すことができなかったアンダーソンには、スペイン語で話しかけた。中国語も習得すれば実に4か国語を話すことになる。新加入選手にもなじみやすい環境作りに努める意向だ。
さらに守護神候補のアルキメデス・カミネロ投手(29)=マリナーズ=の情報も、本拠地・シアトルに住む知人から収集済み。164キロ右腕との対面を「めちゃくちゃいいやつらしいですよ。楽しみですね」と心待ちにしている。
この日はアンバサダー契約を結ぶミズノ社の、東京・神田小川町にある直営ショップ「エスポートミズノ」で一日店長に就任。「人生初」という名刺を200枚配るなどして、来店者と交流した。来年1月は坂本、村田らとグアムで自主トレ予定だ。「自分で(定位置を)つかみ取るしかないので、しっかりキャンプで結果を残していきたい」。3年ぶりのVへ、長野のグラウンド内外での活躍が鍵となる。(安藤 宏太)
◆G長野の気配り列伝
▽英語で励ましメール ボウカーとは普段から通訳を介さず、積極的に英語で会話。13年に故障で戦線離脱した際には、英語で励ましのメールを送った。
▽プレゼント 14年のサッカーW杯開催時には、チーム一のサッカー好きであるロペス(現DeNA)に愛称である「エルチャモ(スペイン語でやんちゃ坊主の意味)」のネームが入った日本代表ユニホームを、サプライズで用意した。
▽日本語講師 14年に入団したアンダーソンはスペイン語しか話すことができなかったため「ありがとう」や「おなかがすいた」といった日本語を教え、チームになじめるよう努めた。