↑黄色靱帯骨化症からの復帰を誓った徳山
ヤクルト・徳山武陽投手(27)が16日、国指定の難病「黄色靱帯(じんたい)骨化症」を発症し、11月に手術を受けていたことを明かした。シーズン終盤に左太もも内側の感覚がマヒする症状を覚え、その後、状態が悪化。精密検査を受けて判明したという。
黄色靱帯骨化症は、背骨付近の靱帯が硬くなり、神経を圧迫するもの。原因は不明で、厚生労働省が難病に指定している。球界ではソフトバンク・大隣、楽天・星野監督(現球団副会長)らが発症し、克服している。徳山は「最初に病名を聞いた時は『ああ、もう野球はできないのかな』と思った。でも、大隣さんに連絡を取って励ましてもらったことで、メンタル的にだいぶ助けられました」と話した。
現在は痛みもなく、日常生活に支障はないという。リハビリメニューは筋トレが中心で、投球は軽いネットスロー程度だが、今後は、徐々にランニングやキャッチボールを再開していく予定。「これからこの病気にかかってしまった人が安心できるように、大隣さんよりもさらに早く復帰したい」と、術後4か月で実戦復帰した大隣よりも早い復帰を目指していく。
この日は、都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、減額制限(年俸1億円以下は25%)に迫る380万円ダウンの1150万円でサイン。5年目の今季は、3試合に登板して0勝0敗、防御率12・46だった。