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【楽天】オコエに宿題、梨田監督「バントも課題のひとつ」

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◆楽天2―3西武(3日・コボスタ宮城)

 センターの守備位置へと走るオコエの背中に大歓声が降り注いだ。杜(もり)の都が待ちこがれたスター候補のプロ初スタメン。球場にコールが響くと視線を一身に集めた。「いつもと変わらず準備はできました」。前夜もぐっすりと眠り自然体でゲームに入った。

 らしさは見せた。初回1死の第1打席でいきなり初球打ち。「自分のプレースタイル。そういうところも少しは首脳陣が買ってくれていると思う」と、バンヘッケンの直球をたたいたが三飛に終わり、コボスタはため息に包まれた。5回1死の第3打席も同じく初球を打ち三ゴロ。積極性を失うことはなかった。

 一方で3回無死一、二塁の先制の好機。2番打者の定石は犠打だが梨田監督は「高校時代もしたことがないし、苦手なことをさせてもね」と、強攻策を指示したが二飛。まずはしっかり打つことが最優先にされ、小技の練習はプロでも最低限だ。同点の8回無死一塁では送りバント要員として代打・福田を告げられた。「打てなかったのよりそっち(代打)の悔しさの方が大きい」と唇をかみ「1、2打席ともほんの少しのタイミング。そんなに簡単には打てないですね。バントも課題のひとつ」と、宿題を口にした。

 レギュラーの松井稼が右足を負傷したため巡ってきたチャンスだったが、プロ初安打は結局お預け。チームの連勝も3でストップし、梨田監督は「まだ2、3輪しか咲いていない。開花宣言はできない」と今後の成長に期待。しばらくは2軍との親子ゲームに出場し、1軍では代走、守備固めでの起用となる。「まずは打てるようにならないと試合に出られない」。オコエは肌で感じた現実に全力で立ち向かっていく。

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